いよいよ長男が2歳の誕生日を迎えることとなりました。
といってもいたって普通に過ごしているので、特別に何かしているわけではないのですが…。
心の中では、感慨深いものがありますね。
やっぱり第一子だから、特に、いつでも思い出すんです。
生まれてくるまでのこと、生まれてくる瞬間のこと、生まれてから今日までのこと。
もしかしたら妻も、今ここで普通にしているのは奇跡かもしれなくて…。
今日は、長男の今までのことについて簡単に振り返ってみます。
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長男が生まれてくる前は本当にドキドキでいっぱい
今でこそもう当たり前にも感じる、子どもが2人いる生活。
つい2年前はまだ子どもはいなかったなんて思うと、本当に不思議です。
こんなにも僕や妻の価値観が、子どものことでいっぱいになってしまうなんて。
でも、すごくやさしくて嬉しくて、とっても温かい変化なんですよね。
本当に有難くてたまらないけれど、長男が生まれてくる前は楽しみな反面、やっぱり不安や心配もありました。
長男の予定日は2月29日でした。
うるう年に生まれてくるなんてすごい子だ!なんて話してたこともありましたけど、
「予定日」で初産でしたから実際はその日に生まれてくることはなく、
1週間待って長男はこの世界に出てくる日を決めてくれたんですよね。
で、マタニティブルーってよく聞くと思いますが、予定日2日前に妻がすごく不安がったことを今もすごく覚えています。
特に当時は僕の仕事が深夜までかかることが多く、当然家を空けることも多くて、
そのことでずっと家で一人で過ごしている妻は不安だったんじゃないかなって。
楽しもうねって支え合ってきたけれど、いざ実際に予定日が迫ってきたって思ったり、
未知の体験への不安だったりは、ありますよね。
なのでこの日はたくさんハグをして、いざというときは絶対守るからって決意を込めて、
大丈夫だよって何度も伝えたことを覚えています。
でそれからの日々は臨月あるあるがありましたよー。
・寝返りする時は気合を入れる
・お散歩の前は立ち寄れるトイレをリストアップする
・予定日が過ぎるごとに、「まさかこのままずっとおなかの中に住み続けるんじゃ…」と思うようになる
・予定日が過ぎたので、産後入院中に僕のために用意してくれていた冷凍食品を食べる
・「また何事もなく朝を迎えてしまった…」と、五右衛門の「またつまらぬものを切ってしまった」並に思う
・入院のタイムリミットが近づくにつれて焦る
あとは、焼き肉食べたり、オロナミンC飲んだり……
あ、それは予定日の前にしていたことだったかな。
なんやかんや、不安はありながらも、ふたりで毎日笑い合って楽しめるようにしていたかなと思います。
そして、予定日から1週間が過ぎようとしたとき、
ついに陣痛を迎えるのです。
長男が生まれる時は壮絶!本当に奇跡だった
陣痛が来る1日前にはおしるしがあったようなので、そろそろかなと準備をしていた妻。
陣痛が来たと連絡があったのは、僕がちょうどブライダルイベントの搬入準備を終えて会社に戻る時にふと携帯を見たときでした。
21時半頃、いつもの痛みと違うという連絡。
実家のお父さんに迎えに来ていただくことになりました。僕も早めに残りの仕事を切り上げるためにバタバタ!
22時半頃、仕事を切り上げ、次の日のイベント参加を急遽代わっていただき、妻の実家へと向かいました。
妻は迎えに来ていただいたお父さんと共に実家へ向かうところ。
0時半頃、仕事場から実家までは遠く、電車の中で無事を祈りながら向かい到着。
妻は実家にて既に待機、入院準備も完了しすぐに車で病院へ向かいました。
妻は座るのも大変で、僕の膝の上に四つん這いの状態。ずっとさすりながら病院へ向かいました。
1時過ぎに病院へ到着。妻は車いすで分娩陣痛室へ。
それから30分くらいして僕とお母さんも分娩室へ。
妻は点滴が繋いであって陣痛が来たときはすごく苦しそう…。
マッサージをして過ごしましたが、子宮口が9cm以降まったく進まなくてずーっと陣痛と向き合っていました。
その痛みに向き合う妻の姿はもう本当に苦しそうで、切なくて、
布団を噛んで声を出さないようにしたり、テニスボールをググッと握って耐え、最終的にボールがつぶれるくらい握ってて、
終わりが見えないよぉ~!!!!!
と何度も何度も叫び、弱気になりながらも頑張って頑張って、頑張って耐え続けた妻の姿。
命をかけるってこういうことなんだと……感じていました。
そして朝の9時頃、
誘発に切り替えてようやく徐々に外に出てこようとなったのか痛みはさらに増してきて、
何度も僕の手を握り返す妻の手をしっかりと、何度も何度も握りました。
妻の周りにいろんな機材が設置され、いよいよそのときを迎えます!!
へその緒が3周も首に巻きつきながら
最後に妻はいきむのを一度とめ、
溜め込み、
2度目のンンーーーーーーー!!!!といういきみとともに、
長男はこの世に生まれ出てきました!!
最初の産声は、首に巻きついていたへその緒を取ったとき。
ふにゃ~!という、とっても、とってもかわいい声でしたよ。
でもその後すぐに僕は別室へと促されました。
妻が出血が多くて止血が間に合わず、輸血するかも、搬送するかも、とすごく現場が慌ただしくなったのです。
最終的に出血トータルで1500mlでしたが、輸血も搬送もすることなく無事に終えることができました。
本当にこの時もし間に合わなかったら、妻はもしかしたら…
ということを考えることもあるくらいです。
このとき冷静に対処してくださった病院の皆さんにはもう本当に、心から、感謝しています。
生まれてから今日まではいろいろあったけどすべて良い思い出!
やっぱり生まれる前、生まれる瞬間のことは特に思い出せますけど、
もちろん生まれてからもたくさんのかけがえのない出来事がありました。
生まれたばかりなんてまだ言葉にもならない
「みー、みー」みたいな本当可愛い声で、
そのうち手足バタバタするようになって、フニャンとした笑顔で。
お風呂入れたり、おむつ変えたり。
寝返りもし出して、ハイハイするようになってそこらじゅう動き回るようになったらさぁ大変!
置いてあるものを取らないように高いところに置いたり、
改めて部屋を整理したり、子どもの成長と共に部屋も変わっていきましたね。
離乳食を少しずつ食べられるようになったら、親と一緒にご飯が食べられるのがうれしいのか表情もどんどんできるようになったり、
1歳を過ぎてだんだん歩けるようになってからは行動範囲の広がった嬉しさでまたやんちゃになったり、
そんなこんなで夏を過ぎるころには第二子が育つ妻のお腹もどんどん大きくなってきてちょっと長男は不思議な感じ。
秋には長女が生まれ、お母さんは長女につきっきりになってしまったから、ちょっとさびしさがある長男。
でも、お母さんのことは、好きでも嫌いでもそんな言葉じゃ片付かないとっても大切な存在だから、
最近はついついヤダヤダしちゃうことが多くなったかなぁ。
でもね
お父さんにはわかってる。
しゅしゅが、お母さんのこと、すっごくすっごく、すっごーーーく、大事なんだってこと。
大好きで、いつも自分のことを受け止めてくれて、何をしていても大切にしてくれて、
無償の愛情で包み込んでくれるお母さんがこの世界で一番大切なんだってこと。
近くで見ているお父さんだからこそ、わかっているよ。
お母さんもきっと信じていると思う。
お母さんは、しゅしゅのこと大好きだよ、ってこれからも伝え続けるからね。
この2年のすべてに、妻への感謝をこめて
何よりも感じるのは、妻と一緒に過ごすことができたこの期間は、
僕だけでは到底成り立たなかった。
妻がいてくれたからこそ、成立したすべてだった。
そもそも、子どもが生まれるなんていうのは、男性には何もできない。
女性が命を懸けて行うことだからこそ、本当に神聖で、神秘的で、尊いもの。
出産を終えてから、ますます妻のことが好きになった。
第二子の出産のあとはさらに。
一人の女性として本当に綺麗になった。
毎日毎日、この人と一緒に過ごせることに感謝している。
妻へ、長男が生まれる前を含めて、この2年と10ヶ月、本当にいろいろとありがとう。
これからもずっとそばにいて支えるよ。一緒に生きていこうね。
あなたのことを心から尊敬しているし、愛しているよ。
長男しゅしゅ。これからはもっとやんちゃになって、たくさんたくさんいろんなことをしでかすんだろうなぁ。
今はお父さん好きって言ってくれていても、そのうち反抗期が来るものなんだろうなぁ。
でも、自分がこうしたいと思うことをまずどんどんやってみる、その探求心、集中力、のめりこむ力、
お父さんもお母さんも心から応援しているよ。
もうすぐ2歳だね。
何にもピンともスンとも感じていないと思うけど、
本当にこの2年間はきみのおかげですごく幸せな2年間だった。
生まれてきてくれたことにすごくすごく感謝しているよ。
これからの日々も、大切に過ごしていこうね。
お父さんも、お母さんも、きみのことが心から大好きだよ。
ずっとずっと、愛しているよ。