ブログでは久しぶりの投稿になります。
またブログでもいろいろ修正したりしながら投稿再開していきますので、また読みに来ていただけると嬉しいです。
さて、今回のことは前から凄く思っていたこと。
基本的に僕はこの「イクメン」という言葉があまり好きではありません。
むしろそんな言葉は無くなればいいと思っていて、
この言葉が存在しない世の中にしたいです。
イクメンなんてもう流行ってほしくない…
だって、
イクメンと呼ばれる男性が行う育児に家事は
全て普通に毎日母親が行っていることだから。
Contents
そもそも「イクメン」が抱えている問題
まず「イクメン」という言葉が今もあることによってどんな問題が起きているのかを紐解いていきます。
- イクメンは育児家事をやって素晴らしいと思われている
- 女性にはイクメンに値する言葉がない
- 本来育児は手伝うものでも協力するものでもなく親なら当たり前に行うものなはず
イクメンは育児家事をやって素晴らしいと思われている
この傾向って今も根強くありませんか?
本来は素晴らしいことではあるのですが、過剰に言われている気がするんです。
例えば育児家事って、抱っこしたり、お風呂にいれたり、ご飯食べさせたり、洗濯をしたり、散歩に行ったり、掃除したり、送り迎えしたり、寝かしつけしたり、などなどまだ色々ありますが、これを毎日のようにやっているわけでなくたまの一回行った時に結構言われたりするケースってあるようで。
それはイクメンではなく、たまたまやった、だけ。
もちろん毎日のように頑張っている方もいますが、それでも、イクメンなのではなくて、それは普通に父親だ、ということですよね。
決して、イクメンだね凄いね!と言うべきことなのではなくて、それなら普通に女性にもそういう声かけをするべきだと思っています。
いつも子育て頑張っているね!小さい子だから大変だよね!本当おつかれさま!
でもこれすら言われない、母親だから普通にするもの、と思われているのが、まず違うなと思います。
女性にはイクメンに値する言葉がない
女性は特に「イクウーメン」とは呼ばれたりはしないですよね。
男性で育児を頑張る人をイクメンとするなら、女性も育児を頑張る人をイクウーメンとしても良いのでは。
でもそうならないのは、もともと女性が育児をする、というのが社会の中で当たり前だったからです。
子どもは育てる人が必要ですが、絶対的に女性でなければならない、ということでは本来ありませんよね。
本来育児は手伝うものでも協力するものでもなく親なら当たり前に行うものなはず
育児をすることって、何かの合間で行うものではありません。
育児が日々の主体となってしまうほど、一日の大半を使ってしまうものです。
もう子育てって、その子が生きること全てですから。
でもまだ子供だけでは生きることができないから、その手段を知らないから、子供は産んでくれた親、育ててくれる人に頼るしかないんです。
そんな中これまでは母親が育児をするのが普通だとされてはいました。
だけど、たった一人でも向き合うだけでも、とてつもない疲労感を伴うんです。
赤ちゃんだってちゃんと人格があります、言うことをすべて聞くわけではありません。
自分のやりたいことを置いてでも、向き合っていく必要があります。
そうなると、大人一人だけで担うには支えきれない場合もあります。
だからこそ夫婦一緒に子育てをするのが本来普通なんですが、今の時代なら尚更普通であるべきなんです。
どちらかが主でどちらかは手伝い、ではなく、どちらも主体的に当事者として、自分が育てていくんだという責任と愛情をかけていくだけなんです。
育児は地味だけど価値のある大切なこと
毎日、育児家事ではやることは本当にたくさんあります。
数えきれないくらい、細かいことまで考えたらきりがありませんが…。
改めて書き出すと、
食事を作ったり、子供たちとお風呂に入ったり、
寝かしつけをしたり、おむつを替えたり、
ごみを出したり、幼稚園の準備をしたり、
子供を追いかけてお着替えしたり、
歯磨きしたり、保湿剤を塗ったり、
トイレットペーパーを補充したり、買い物したり、
髪を乾かしたり、ご飯を食べさせたり、
子供の送り迎えをしたり、予防接種をしたり、
洗濯をしたり、掃除をしたり、
子供の成長のことを一生懸命考えたり、
家のことを話し合ったりと…
本当普通のこと。生きていくため、生活するために必要なこと。
そしてすっごく地味で、特にキラキラなんてしていないことばかり。
これが毎日毎日同じことが繰り返されるのだから、また今日もか…なんて思っちゃう方もいるかもしれないけど、これが事実で、この繰り返しが思った以上に大変になることもあるわけで、
それでも親なら当たり前にやる、大切なことばかりだと思います。
どれひとつとっても、自分がやることじゃないけど手伝っておくね、なんて感覚ではなく、夫婦で二人ともが主体的に行うものだと思います。
だけど、イクメンと言われると、主体的にやっていたにもかかわらず何か親としての責任を下げられてしまっている感じがあるようで…。
自分でイクメンだなんて言った場合には、自らその責任を下げてしまっている気がして…。
悪循環極まりないと思っています。
自分の子供を親が育てるのは普通のこと
今の時代、共働きでも専業主婦(主夫)であっても、ママもパパも2人で育児家事をするのが絶対大事。
そもそも何で前の時代はどっちかで固定だったんでしょう?
敢えて役割を分けなければいけなかったんでしょう?
役割分担してどちらかが疲弊しすぎてしまうならそれは違く、少なくとも二人には役割を分けるのは合っていなかったということ。
そして本来、子供の親であることには変わりないのだから、自分の子供を育てるのは普通のことです。
仕事をしていれば育児家事をしなくてもいい、なんてルールは本当はありません。
育児家事で実際行うのは、どれも特別ではない当たり前なこと。
でもその当たり前なことを日々大切にできれば、一緒にやっているパートナーのことを理解できるし、自然と共感も感謝も尊重も生まれてくる。
そして子供への責任と愛情もさらに深くなる。
育児家事をやるってその行い自体は普通のことばかりだけど、親として本当に大切なことばかりなんです。
イクメンはもう流行らないでほしい
だからもう、「イクメン」なんて言葉は流行らないでほしい。
「イクメン」なんて呼ばれても喜ぶことはなくなってほしい。
普通に父親ですからって。
子供を育てるのなんて当たり前ですからって。
父親の誰もがそういう時代になってほしい。
育児家事というごく普通の日常をただ、ただ当たり前に自然に大切にする、そんな父親であってほしいし、夫であってほしい。
育児家事をやれば、絶対将来、やっててよかったって思う。
まだ僕自身その時が来ていないから確信ではないけど、でも今の時点から言いきりたい。
毎日を一緒に過ごす子供が少しずつ成長していく姿を間近で見て、
その一つ一つの成長に感激して、
少しずつできていった先、一人前な姿を披露してくれた時、笑ったり涙したり怒ったり微笑んだり、
そしていつか巣立ち、離れていく時が来たとき
絶対感謝するよ
親にしてくれて、ありがとうって。
日々の当たり前な育児家事を責任もって行いましょう。
そして、お互いにパートナーを尊重して、感謝して、一緒に家族を支え、大切にしていましょう。
そんな人たちがこれからの時代は増えていってほしいと願います。