いつも子どもたちの世話をしてくれる妻。
いろいろがんばっていて疲れていることも多いからと思い、
「今から子どもたちふたりと散歩に行ってくるから、ちょっと休んでて」と言って出掛けたことがあります。
長男と散歩したことはたくさんあるので、
長女が増えても抱っこひもに入れていたりベビーカーに乗せれば大丈夫だ
なんて、きっと内心軽い気持ちもありました。
…謝ります。ひとりのときとふたりのときでは格段に違いました。。
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長男1人のときのおでかけ
長男1人との散歩やお出かけは、当然一対一ですから、やりとりは長男とだけ向き合うのが大切です。
あっちに行きたい。これがしたい。
だっこして。おなかすいた。
あ、オムツ替えなきゃ!とトイレを探す。
などなど…
やることは他にもいろいろありますが、
基本はその子の意志を大切にするということなので、
体力や心の余裕があれば問題ないですし、
嬉しそうにしていたらこっちも嬉しくなりますよね。
子ども2人のときのおでかけ
さて、子ども2人になったことで出かけるときは一対一ではなくなりました。
長女は首もすわり、寝返りもできるようになり、
周りにあるいろんなものを掴むようにもなり、
だいぶやんちゃになりました。
だからこそ繊細にしすぎることはないだろうとも思っていたのですが…
実際、やることは長男だけのときより2倍になるわけです。
まだ長女は明確に「○○したい」と意思表示はしません。
でも何かを訴えるときは泣きますし、唇を震わせてぶぶーっとするし、
むにゃむにゃ言ってきたり、バタバタすることがあります。
そうなったらどうしたいのかをちゃんと聞きたいのですが、
そんなことをしている間に長男は自由にいろんなところに向かいます(笑)
長男だけのときよりも「○○したい」欲求は高いので、
どんどんアピールしてくるわけです。あれがしたいこれがしたい。
しかも外であれば、制限のある壁空間ではないので、
長男の行動に目が離せません。
ふたり分の相手を外でするのは、やることは2倍、疲れ度はさらに倍、そんな風に感じました。。
あとはなかなかトイレにも行けない!(笑)というか、行きづらい!
(笑)としましたけど、実はけっこう深刻な問題ですよね。
長女を抱っこしながら行くのも大変だし、
行ったら行ったで長男の行動が心配だし、
トイレでこんなに苦労するとは思いませんでした。。
長男の「お兄ちゃん」という立場を分かってきたからこその我慢
最近の長男は、ちょっと我慢することを覚えてきたんです。
下に妹ができたことでなかなか自分がかまってもらえなくなったのを自覚してきたというか。
自分一人で遊ぶ時間も自ら作るというか。
今までだったら自分だけにかまってもらえたはずが、
自分だけじゃなくて他の子にもかまっている。
そして、その子はどうやら自分よりもできることが少ないみたいで、
お父さんもお母さんもその子の世話をたくさんしている。
こんな風に思っているのかな、と思うんです。
本人も妹のことを気にするようにもなりましたし。
それもあってか、こっちが
「ごめんね、今はえま(娘のこと)のオムツ替えてるからちょっと待ってね」などと
妹のことを優先していることを伝えると、
「うん・・」
と一言言って自分で遊ぶことが増えました。
それがもうマンガみたいにがっくり肩を落とすんです。
背中で語っているんです。遊んでほしいよぉって。
自制心にもつながるとは思うのですが、
こればかりだと長男の気持ちが切なくなってしまうと思うので、
終わったら必ず長男の目を見て手を握って、
「待っててくれてありがとうね」と伝えるようにしています。
だからこそ自分の今の立場をだんだんと認識していると感じます。
たしかにすごくやんちゃですが、自分一人だった時に比べると、
ちゃんと状況を分かって行動しているようにも感じるんです。
まぁ、だからといって散歩中に自由にずんずんと行くのは変わりないので、
抱っこひもに入れた長女を手でしっかり支えながら
「しゅしゅ(息子のこと)待ってー!」
と走って追いかけることはめっちゃあるのですが…。
改めて、普段からふたりの面倒を見ている妻はすごいと思う
こうやって親1人子ども2人で出かけるだけでも大変だと思うので、
改めて、僕が仕事をしている普段から子どもたちとの時間を過ごしている妻のことを心からすごいなと思いました。
それに僕が、仕事が忙しくて集中していると、妻が
「無理しすぎないでね。身体が大事だからね。」
と毎回言ってくれるんです。
でも、僕が仕事でいない間に子供の面倒や家事をやっていて無理させているのは妻の方だなとも思うんです。
だから、いつも伝えるのは
「無理させてごめんね」
「今日もすごくがんばったね」
「今日も本当にありがとう」
「大好きだよ」
相手のがんばりをちゃんと見ること。
相手が何をしているかちゃんと知ること。
「名前のない家事」「名もなき家事」「気づかれない家事」という、
家の中で必要としている本当に些細な行為に対して、
やっていたら心の中でありがとうと思い、
やっていなかったら「いつもがんばっているから」と自分がやる。
それくらいもっと相手の行為、過ごし方をしっかり見て、大切にしたい。
いつも隣で過ごしてくれることのありがたさに感謝して、
生活を支えてくれる頑張りに感謝して、
今日も、これからも、大切にしたいと思います。
そしてできるだけ、仕事は仕事として、一緒に過ごす時間も大事にしなきゃね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!